新規事業の実践課題 「儲かるビジネスモデル研究会」
研究会の目的
世の中には、どのようなビジネスモデルがあるのでしょうか。また、ユニークなビジネスモデルとは、どのようなものなのでしょうか。意外に、深くは追求されていないと思われます。
ビジネスモデルという言葉は、20年以上もの間使われてきていますが、改めて儲かるビジネスモデルについて研究しようとするのが本研究会の目的です。ビジネスモデルの分類体系づくりを目指すものではなく、より本質の理解を深めることを目指します。
ビジネスモデルという言葉は、ネットを活用したビジネスが次々と誕生した1990年代頃に生まれ、主に、ネット系ビジネスの事業形態を示す用語でした。その後、ネットビジネスに限らず、ほとんどの業界にて広く使われるようになりましたが、その背景には、単純なモノ売りでは価値の差別化が難しくなり、ITやサービス等を組み合わせた事業形態を考える必要性が高まったことがある思われます。
現在はSNSやサブスク、生成AI等の新たな仕組みや技術、またSDGs等考慮すべき価値の項目が増えるなど、構想立案すべきビジネスモデルはさらに複雑化してきていることを感じます。
事例研究など、ビジネスモデルの研究は個人や社内でも可能ではありますが、やはり様々なレイヤーや業種の方々が揃った中での情報交換やディスカションを行う方が、間違いなく有益な研究ができます。
なお、本研究会は、弊社にて検討の準備を行い(たたき台を作り)、そのたたき台を基に参加者どうしがディスカッションするという進め方により、ビジネスモデルの事例研究と体系化を行っていきます。
弊社では、ビジネスモデルの構想立案とは、モデルを構成する要素の組み合わせであると考えており、要素の洗い出しと組み合わせ方の体系を構造化していくことで、ビジネスモデルの本質の理解につながっていくものと思っています。参加企業の儲かるビジネスモデル開発に対する新たな気づきとヒントを提供できるものと考えます。
様々な業種やビジネスレイヤーの企業のご参加をお待ちします。
よろしく、ご参加のほどお願い致します。
検討のイメージ
本研究会は、ビジネスモデルの分類体系づくりを目指すものではなく、より本質の理解を深めることを目指します。この目的に沿い、ビジネスモデルを構成する要素項目を分類し、収集した事例について、各要素項目にどのような内容が入るかの当てはめ作業を行います(ビジネスモデルの要素分解)。これを、ひとつめのアウトプット目標とします(下図参照)。次に、ユニークなビジネスモデル事例と一般的なビジネスモデル事例について、各要素項目の内容を記載し、それらがどのような組み合わせとなっているか、組み合わせの観点から考察していきます(組み合わせの体系化)。
そして、事業の特性分類(材料、部品、最終製品、サービス、目的型事業、機能型事業などの分類)と体系化した組み合わせとの関係を考察することで、ビジネスモデルの体系を構造的に整理していくことを想定しています。
なお、最終日は、事業のタネを基にビジネスモデルの構想立案を行い、ビジネスモデル体系化の効果を検証することを想定しています。